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(1月研修報告)事例発表及び考査の開催

 令和5年1月19日(木)福岡県行政書士会館3階大研修室にて、事例発表と考査を開催しました。(主催:一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター 後援:高齢者等総合支援事業推進委員会)講師は、事例発表が高齢者等総合支援事業推進委員会委員長の松井史子会員で、考査が小田博子会員でした。

 

 事例発表は松井会員のレジュメに沿って行われました。まず、特別養護老人ホームと養護老人ホームの違いについての説明がありました。特別養護老人ホームは福岡県内には435施設で定員が約25,000名、一方養護老人ホームは38施設で定員約2,460名とのことでした。どちらの施設も自宅で過ごすことができない方が対象ですが、養護老人ホームは市町村が措置入所をする施設であり、県内の60市町村のうち27市町村に設置されています。松井会員は養護老

人ホームに入所されていたご本人の後見をされた経験を、時系列に沿って説明されました。大変困難な案件であるにも関わらず、常にご本人の立場に立ちそのご意思を尊重しながら後見の仕事を進めていらっしゃったお話を、参加者も熱心に聞いておられました。 

 

 後半の考査は、事前にメールで会員に送信していた問題を解いていただき、小田会員が解説をする、という形で行われました。小田会員が実際に法定後見の仕事を進めていく上で疑問に思ったことや、間違いがちな点を中心に問題を作成してくださいました。会員の皆様にとっては、知識の再確認をしていただく良い機会になったことと思います。 

 コスモスふくおかでは今後も、会員の事例発表や考査を通して、会員の知識の向上に努めてまいります。