令和3年6月22日(火)福岡県行政書士会館からのライブ配信にて、後見業務を5時間でマスターする連続研修の第一回目を開催しました。
講師は、弁護士法人翼・篠木法律事務所 弁護士の篠木潔先生でした。先生は成年後見人として活躍されておられます。
今回は事前に先生より指定されたテキスト「成年後見の実務ーフローチャートとポイント」(新日本法規 定価4,180円)を受講生の皆様にご用意いただき、テキストに沿いつつ先生のご経験から基づくポイントを中心にお話いただきました。
講義の中で先生が何度も強調されたのが、被後見人の意思を尊重する、ということです。また、相手からの信頼を得るために気をつけているポイント(身なり
etc.)や、相手の推定意思をどう把握するか、その方法を具体的にお話いただきました。長年成年後見業務に携わられておられるからこそわかる、被後見人やご家族の説得術もご教授いただきました。
テキストの内容をご説明いただきながらの講義でしたが、このテキストには先生が何十年も経験で身につけたことがほとんど書いてあります、とのことでした。
数多くの事例を経験され、困難な事例にも真伨に取り組まれている篠木先生のお話は、後見業務に関わる行政書士の皆様にも大変勉強になられたのではと思います。第二回目の研修の内容は来月報告致します。