コスモスふくおかの12月の研修は、元家庭裁判所調査 官の行政書士 加治 清 先生に「家庭裁判所手続きと行 政書士」と題して任意後見監督人選任の申立て手続きを 中心に講義をしていただきました。
講義では、任意後見制度を利用する場合の手続きの流 れについてご説明いただいた後、最も重要なポイントで ある公正証書での契約書の作成においては、判断能力の 有無を確認するための診断書や記録が大切であることを お話しいただきました。
その後任意後見監督人の申し立 ての手続きに沿って問題点を確認し、起こりうるトラブルとして、
1、そもそも任意後見契約がベ ストであるのか、
2、周囲の親族等の批判・申立て合戦、等
についてご説明いただきました。
最後にトラブルの予防として、任意後見契約締結時点での状況把握が最も重要であること、財産管理事務の適正な遂行が信用性を勝ち取ること、組織としてコスモスが高い水準を保つことの重要 性についてお話しいただきました。