コスモスふくおかでは、研修会参加率50%を目標にコスモス会員の成年後見人としての実務に対応できる能力及び資質の向上に努めるべく毎月研修会を開催しています。
9月の研修前半は法務経営部主催で「改正相続法~遺言書作成の要点と専門職の業務」と題して元福岡法務局所属公証人の野島 香苗様よりご講義いただきました。
専門職として必ず押さえておきたいポイント、相続法改正されたからこそ明記する必要がある内容について実例をあげて詳細に説明いただきました。
また自筆証書遺言の方式緩和について見本の遺言書を用いて実際に訂正をし、専門職として遺言書作成に必要な知識についてご講義いただきました。研修会の中で「プロは勝算のない冒険はしない、平坦な広い道の真ん中を堂々と胸を張って歩けるような遺言を作るべき。」と話されていたのが特に印象的でした。
後半は認知症サポーター キャラバン・メイトの野添 英俊会員による認知症サポーター養成講座を開催しました。
福岡県行政書士会では、認知症サポーター会員500名を目指しています。講座では行政書士業務に携わる上で必要不可欠な「認知症」に関する理解を深め、行政書士としてだけでなく、地域の一員としてどのような理解や知識が必要かを学びました。
◎認知症サポーターとは
認知症について正しい知識と理解を持ち、認知症になった方やご家族、介護する方をできる範囲で支援す
る人々のことです。認知症サポーターは「なにか」特別なことをする人ではなく、認知症の人や家族の「応
援者」です。
◎認知症のかたへの対応の心得“3つの「ない」”
1 驚かせない
2 急がせない
3 自尊心を傷つけない
認知症サポーター養成講座を開催できるキャラバン・メイト養成講座も定期的に開催されています。キャラバン・メイトは、自治体事務局等と協働して地域や職域・学校など一般の方を対象とした講座を開催し、認知症に対する正しい知識と具体的な対応方法などを市民に伝える講師役です。